想いを共有できること 気軽に相談できる幸せ

会津若松市に住む小椋さんはイタリアのちょっと古いバイクとクルマ、そして偉大なる建築家ル・コルビュジエ氏の大ファン。氏が設計した仏・マルセイユの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」などを参考に、2007年床板・階段全てに無垢のチーク材を使ったミニマムな”チークハウス”をラ・ビーダで建てました。

 

建築関係の雑誌や書籍をもとに社長や建築家とあれこれ意見を戦わせ、ミニマムながらもこだわり抜いた理想の住宅が完成しました

 

なかでもこだわったのが踏み板と手すりに無垢(むく)のチーク剤を使った階段。ユニテ・ダビタシオンから発想したシンプルな構造と重厚なチーク材の組み合わせで、圧倒的な存在感を放っています

 

新築から15年、理想の住宅にもあちこち痛みが目立ち始めました。そこでなんとか昔の状態に戻したいと「まずはどこから手をつけたら良いか相談してみよう」と軽い気持ちでラ・ビーダに寄ってみたそうです。

 

フロア一面にチーク材を貼った後で壁などの各種造作を行う凝った造り。リニューアルにあたり床の汚れを可能な限り取り去りオイルを塗り直しました

 

絨毯と照明を新調して、より暖かい雰囲気になったダイニングスペース。奥の調理器具などを設置する棚は、引き戸を閉めれば全てを隠すことが可能。小椋さんは流し台のスペースまで引き戸で隠したかったそうですが、ガステーブルのサイズの関係で実現できなかったそうです

 

玄関、部屋の入口、収納など全てが引き戸に統一され、しかも取手の部分は柔らかな曲線を持つ共通のデザイン。細部に至るまでこだわった造りは年月を経ても色褪せることはありません

 

【ラ・ビーダから小椋様へ】

チーク材が大好きな”チーク教の信者”として、小椋様の”チークハウス”の新築と15年を経たリフレッシュ作業に携わることができてとても感動しています。令和の時代に同じ仕様の住宅を建てようと思っても木材の高騰によって1.5〜2倍の費用がかかってしまううえ、階段の手すりなどに多用している1本材も良材の枯渇によって作ることが難しくなっています。

造作のディテールまでこだわった住宅は、ビンテージ家具との調和を含め小椋さんの”美意識”と”どう暮らしたいか”が明確になっていたからこそ生まれたものです。歳月を積み重ねた佇まいがリフレッシュによりさらに輝きを増し、「素材」「デザイン」「クオリティ」のどの点をとってもまさに唯一無二、「こんな住宅は他にはない」と思います。

来年(2024年)にはピーター・ヴィッツのサイドボードを収める予定です。さらに輝きを増す”チークハウス”が今から楽しみです。