

七十年前の、FDB(デンマーク生協)の椅子。戦後間もない流通事情と住環境のなか、国内の材料とシンプルなつくりでコストをおさえ、優れたデザインで、すべての人にいいものを。そんな、FDBの「みんなにいい」をお手本に、ラ・ビーダが「日本のみんなにいい」家具を、つくりました。

創業80年、三代にわたり世界中の家具を見つづけてきたラ・ビーダが、J-39に込められたFDBの「みんなにいいもの」の思想と品質を手本に、今の日本の「みんなにいいもの」を作りました。さりげないけど妥協してない。お手頃なのも、いいかんじ。

北欧の名デザイナー、ボーエ・モーエンセンの作。
質・デザインともに評価が高く、今もなお製造されつづける、時代をこえた名作です。当時はFDBによるコストパフォーマンスに優れた庶民向けの椅子として販売されました。

「家具の元型・イデア」の意をその名に込めた家具〈Aテーブル+チェア〉。シンプルなデザインの中に、どんなシーン、どんな人にも合わせられる、使い回しの良さを備えるための計算が凝縮されています。
日々の生活の中で、ごく当たり前に使われる〈日常の用具〉としての椅子は、使う場と人との間で空気のようになじむものがいい。どこにあっても、しっくりと調和するさりげない美しさ。誰が使っても、長く座っても、存在を主張しない、違和感のない心地よさ。五感をとおして知らず知らずこころをいやす、天然の質感。そして、普段使いにちょうどいい、お求めやすい価格。そんな理想の〈何気なさ〉を、ていねいに、ていねいに探して見つけた一つの答えが〈Aテーブル+チェア〉に込められています。
使う人の身体だけでなく、記憶や歴史、生涯をも受け止める、長く使い継がれる「いい家具」を──。創業八十年、三代続く家具屋の思いを、形にしました。
材はナラとチーク、仕上げはオイルで。表面の傷さえも味にしてしまう心強さ。もちろん、時がきたら削り直しも有り。自分の手でメンテナンスできるのもオイル仕上げのいいところ。素材の質感と経年変化を愉しめます。
古来建築をはじめとする昔ながらの木工には、随所に先人の知と職人の技が活きています。この〈Aテーブル+チェア〉も長く生き続ける造りを実現し「木の文化」を踏襲しました。
シンプルで使いやすく、実用的であること。さらに、時代に依らない普遍性を兼ね備えたデザインであることが、長く使い継がれる「いい家具」の大切な条件です。